はじめに:秋田での子育て、本当に住みやすい?
こんにちは。32歳で第一子を出産し、今は主婦として秋田県で子育てをしている私です。
もともとは首都圏で仕事をしていましたが、出産をきっかけに「もう少し自然のある場所でのびのび育てたい」と思い、思い切って秋田へ移住しました。
今回は、実際に秋田県で子育てをしてみて感じた
「ここは本当に良かった!」と思えるポイントと 「ちょっと苦労したかも」と感じた部分 を、リアルな体験をもとに紹介します。
「秋田 子育て 環境」「地方移住 育児」などを調べている方の参考になれば嬉しいです。
秋田県で子育てして良かったこと(メリット)
行政のサポートがとても手厚い
まず一番に感じたのが、子育て支援制度の充実ぶりです。
秋田県では、出産から保育、医療まで幅広いサポートが用意されています。
例えば、秋田市では
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0〜2歳児の保育料や副食費の一部助成
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出産後の「子育て応援給付金」制度
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子育て情報をまとめた専用サイトや冊子の配布
などが整備されています。
私も市役所で保育料助成の案内を受け取ったときに、
「ここまで支援してくれるんだ!」と安心したのを覚えています。
地方で暮らす上で、金銭面の負担が少ないのは大きな魅力です。
自然が近く、子どもが思いきり遊べる環境
秋田といえばやはり自然。
海・山・森・公園がすぐそばにあり、子どもと過ごすには最高の環境です。
週末は車で10分ほどの公園でお弁当を広げたり、
川沿いを散歩したりと、都会では味わえないゆったりした時間を楽しんでいます。
空気がきれいで、夜は星がよく見える。
それだけで心が穏やかになり、子どもものびのびと育つ気がします。
また、住宅も広く、庭付きや駐車場付きの物件が多いので、
「子どもが成長しても安心して暮らせる家を持ちやすい」のも秋田の魅力です。
地域の人が温かく、孤立しにくい
秋田では地域のつながりがまだしっかり残っています。
スーパーや公園で声をかけてもらうことも多く、
「子どもがかわいいね」「寒くない?」と気にかけてくれる人が本当に多いです。
最初は少し驚きましたが、今ではその温かさに助けられています。
特に子育て中は孤独を感じやすいですが、秋田では自然と会話が生まれ、
地域ぐるみで子どもを見守る文化が根付いていると感じます。
秋田県で子育てして気づいた不便な点(デメリット)
保育園や習い事などの選択肢が限られている
支援は充実している一方で、施設や教室の数は少なめです。
人気の保育園は早めに埋まってしまうし、
リトミックや英語教室なども都市部ほど多くはありません。
私は最初、家の近くに通える教室を探しましたが、
希望条件に合う場所がなかなか見つからず、
結局、車で30分かけて通うことになりました。
「子どもにいろんな体験をさせたい」と思っている人には、
やや物足りなさを感じるかもしれません。
働き方やキャリアの幅が狭い
秋田で子育てをするうえで悩ましいのが仕事の選択肢の少なさです。
私自身、出産前はコールセンターで勤務していましたが、
復帰を考えると、保育園の空き状況や通勤距離、
時短勤務の可否などで悩む場面が多かったです。
在宅ワークやパートの求人はありますが、
都心に比べると給与水準や求人数は限られています。
そのため、「働くママ」のライフプランを立てにくい一面もあります。
車が必須。交通や買い物はやや不便
自然が多いぶん、交通の便や買い物環境は都市部に劣ります。
電車の本数は少なく、バスの路線も限られているため、
車を持っていないと行動範囲がかなり制限されます。
また、ショッピングモールや飲食店の数も少なめ。
雨の日や雪の日に「子どもを遊ばせられる屋内施設」が
もっと増えてほしいなと感じることもあります。
実際に暮らして感じた秋田での子育てライフ
私の1日は、午前中に家事を済ませて午後は子どもと外遊び。
天気のいい日はベビーカーで近くの公園や河川敷を散歩しています。
自然の中で季節を感じながら過ごす時間は、
子どもにとっても私にとっても貴重なリフレッシュ。
ただし、冬は雪が多く外遊びが難しい時期もあります。
その分、室内遊びを工夫したり、地域のママサークルに参加したりと、
人とのつながりを意識的に持つことが大切になります。
医療面でも安心できる点が多く、
子どもが急に熱を出したときも、近くの小児科にすぐかかれました。
待ち時間も短く、医師も親切。
都会の混雑を経験した身としては、本当にありがたいです。
秋田県での子育てをおすすめしたい人
秋田での暮らしは、「便利さよりも心のゆとりを大切にしたい」人にぴったりです。
特におすすめなのはこんな人👇
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自然に囲まれた場所で子どもを育てたい
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地域との関わりを大事にしたい
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家計に無理なく穏やかに暮らしたい
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ゆっくりとした生活リズムを求めている
逆に、
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教育・習い事を重視したい
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都会的な利便性を求める
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車の運転が苦手
という方は少し不便に感じるかもしれません。
まとめ:秋田は“人の温かさ”と“ゆとり”がある子育て県
実際に秋田県で子育てをしてみて思うのは、
「支援が整っていて、人のつながりが温かい」ということ。
便利さや刺激は少ないかもしれませんが、
その代わりに心に余裕を持てる時間が増えました。
金銭的な安心、自然との距離感、地域の助け合い。
どれも“秋田でしか味わえない良さ”だと思います。
都会の忙しさに疲れた人や、子どもを自然の中で育てたい人にとって、
秋田はきっと理想の場所になるはずです。
💡 まとめ(メリット・デメリット簡単比較)
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 行政の支援が充実している | 保育園・習い事の選択肢が少ない |
| 自然に囲まれた環境でのびのび暮らせる | 働き方・キャリアの幅が狭い |
| 地域の人が優しく支え合う文化 | 車が必須で移動がやや不便 |
| 医療体制が安定していて安心 | 冬の雪で外出しづらい日がある |
「秋田で子育てしたいけど、実際どうなの?」と悩んでいる人へ。
私の答えはシンプルです。
不便なこともあるけれど、それ以上に“心が満たされる暮らし”が待っている。
ゆったりとした時間、優しい人たち、そして自然。
秋田での子育ては、毎日に小さな幸せを感じられる生き方だと思います。


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