「コールセンターの仕事に興味はあるけど、未経験だし志望動機ってどう書けばいいの?」
そう思って手が止まった経験、ありませんか?
実は、コールセンターの採用担当者は“未経験だから落とす”という形で判断しているわけではありません。むしろ、「未経験でも意欲がある人」「コミュニケーションを丁寧にできる人」が欲しいんです。
今回は、そんなあなたのために――
未経験でもしっかり伝わる志望動機の考え方を、私自身の体験談も交えながら、分かりやすくまとめてみました。
未経験の志望動機は“経験”ではなく“姿勢”で書くのがコツ
まず覚えておきたいのは、
コールセンターの仕事では過去の華々しい経歴よりも、「相手の話を丁寧に聞く姿勢」や「柔軟な対応力」が評価されるということ。
私は以前、全く違う業界で働いていたのですが、思い切ってコールセンターに応募したことがあります。面接のとき、採用担当の方に言われたのが、
「未経験でも気にしませんよ。話の聞き方が柔らかい人のほうが仕事を覚えるのが早いんです」
という言葉。
あの瞬間、緊張がスッとほどけて、「あ、ちゃんと見てくれる人たちなんだ」と安心したのを覚えています。
つまり、志望動機には
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なぜコールセンターを選んだのか
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自分の性格や考えがどう役立つのか
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どんな働き方を目指しているのか
この3つを組み合わせると説得力が出てきます。
志望動機の基本構成(未経験でも使える)
以下の3ステップに沿うと書きやすくなります。
コールセンターを選んだ理由
たとえば、
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人と話すのが好き
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困っている人の力になりたい
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前職で培ったコミュニケーション力を活かしたい
など、前向きな理由を書くと伝わりやすいです。
自分の性格・強みが仕事にどう役立つか
経験がなくても、性格や日頃の習慣でアピールできます。
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丁寧に話を聞くのが得意
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作業の正確さに自信がある
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人に説明するのが好き
など、小さな強みでも十分です。
どんな姿勢で働くのか
採用担当は「この人は続けられそうか」と見ています。
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研修で学んだことを素直に吸収する姿勢
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チームワークを大切にする姿勢
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お客様に安心していただける対応を心がけたい気持ち
ここを入れると“育てやすい人”という印象になります。
未経験向け/そのまま使える志望動機
ここからは、ブログらしく語り口調の例文をご紹介します。
ぜひ履歴書用にアレンジして使ってみてください。
聞き上手を武器にしたパターン
私は昔から、人の話をじっくり聞くのが当たり前のタイプでした。友人から相談を受けることも多く、「あなたに話すと落ち着く」と言ってもらえることがあります。この性格を活かして、相手の不安を少しでも減らせるような仕事がしたいと思い、コールセンターのお仕事に興味を持ちました。
未経験ではありますが、まずは研修で必要な知識を丁寧に身につけ、分からないことは素直に質問しながら一つずつ覚えていく姿勢で取り組みたいと考えています。お客様に安心していただける対応ができるよう、誠実に勤務したいと思っています。
前職が全く違う人向け
前職では接客とは縁のない業務をしてきましたが、社内の問い合わせ対応を担当した際、「分かりやすく伝わる説明が上手いね」と言われた経験があります。このことがきっかけで、人とコミュニケーションを取りながらサポートする仕事に挑戦してみたいと考えるようになりました。
コールセンターは未経験ですが、マニュアルを守ることや正確な作業には自信があります。丁寧で落ち着いた説明を心がけ、お客様が電話を切るときにホッとできるような対応ができるスタッフを目指しています。
自宅で働きたくてコールセンターに興味を持った人向け
家庭の事情で在宅勤務が中心になりましたが、「家だからこそ落ち着いて対応できる」という強みを活かせる仕事を探してきました。その中で、研修体制が整い、未経験でも基礎から学べる御社のコールセンター業務に魅力を感じました。
環境が変わっても安定したパフォーマンスを発揮できるよう、静かな作業スペースや通信環境を整えております。相手の言葉を急かさず、丁寧に対応する姿勢を大切にしながら、コールセンターの仕事にしっかり向き合いたいと考えています。
私の体験談:「未経験OK」の意味を知った瞬間
ここで少し、私自身のエピソードを。
初めてコールセンターに応募したとき、私はとにかく不安でした。「電話の仕事なんてしたことないし、敬語も怪しいし、大丈夫かな…」と。
面接の席で担当者に正直にそう話すと、
「むしろ変なクセがないほうがいいんですよ」
と笑いながら返ってきたんです。
さらに、
「素直に学んでくれそうだし、声のトーンも優しいですね」
と褒めてもらった瞬間、「あ、私でもやっていけるんだ」と胸が軽くなりました。
実際に働き始めてみると、未経験でも研修が本当に丁寧で、先輩たちも「みんな最初は真っ白だよ」と声をかけてくれました。
“未経験だから不利”ではなく、
“未経験だから吸収が早い”というポジティブな見られ方もある
というのを実感しました。
おかげで、半年後には新人さんのフォローにまわるまでに成長できたほどです。
志望動機は「経験がない自分」を隠さずに書けばOK
未経験の人ほど、「自分には書ける材料がない」と思いがちですが、実は逆で、志望動機は
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なぜこの仕事を選んだのか
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コールセンターで何を大切にしたいのか
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どんな姿勢で取り組むのか
この3点が書ければ十分なんです。
完璧な経験なんて必要ありません。
むしろ、“誠実さ”や“学ぶ姿勢”こそ、採用担当者に響きます。
未経験でも伝わる志望動機は作れる
コールセンターは未経験でも挑戦しやすい職種で、実際に活躍している人の多くが「初めての電話業務」からスタートしています。志望動機も、難しく考える必要はなく、
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人の役に立ちたい
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話を聞くことが好き
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丁寧さに自信がある
こういった小さな“あなたらしさ”を丁寧に言葉にすれば、それで十分。
ぜひ、今回の文章を参考にしながら、あなたの言葉で志望動機を仕上げてみてくださいね。


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